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株式取引での高値掴みはこれで防ごう!「移動平均乖離率」を活用して売買のタイミングをはかる方法を解説!

株価と移動平均線の関係性を理解して高値掴みするリスクを抑えよう!

 

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株式投資をする人の中に、「急騰している銘柄に飛びついて、いつも高値掴みをしてしまう…」と悩む人って意外と多いんです。

特に始めたばかりの初心者の人などは、勢いよく株価が上がっている銘柄を見ると、ついつい買いたくなってしまうんですよね。

私もそうでした。

  

そして自分が買った途端に株価が下がり、それを見て慌てて売ったら再び株価が上がっていってしまった…という体験は誰しもが味わったことがあるのではないでしょうか。

そういった体験をすると「自分は株の才能がないのかな」とか「自分は株に向いてないのかな」なんて思ってしまいますよね。

 

でも、こういう事って才能が云々の前に、「知っているか知らないか」の差が大きいのです。

株価がどういう性質を持って動くのかを知っておけば、高値掴みをする可能性を下げていくことはできます。

 

ということで今回は、そういった急騰銘柄に飛びついて高値掴みをする事を防ぐために、株価と移動平均線の関係性を示す指標の1つである移動平均乖離率」を利用した売買のタイミングを計る方法を解説していきます!

 

…その前に、「移動平均線って何だろう?」という人は、こちらの移動平均線について解説した記事をお読みください!

www.saru-kabu.com

 

それでは「移動平均乖離率」を利用した売買のタイミングをはかるコツを解説していきたいと思います!

実際のチャートを見ながらの解説もしていきますので初心者の方も安心してください!

 

目次

 

移動平均乖離率とは、株価が移動平均線からどれくらい離れているかを数値化した指標

まず「移動平均乖離率」の乖離という漢字の読み方です。(かいり)と読みます。

乖離の言葉の意味に「離れ離れにになる事」という意味があります。

 

つまり移動平均乖離率とは、

移動平均線から株価がどれくらい離れているかを数値で表したもの」です。

移動平均乖離率」なんて、名前だけ見るとなんだか難しそうに感じますが、その中身は実にシンプルなんですね。

 

移動平均線から株価の終値*1の差をパーセンテージで表します。

 

例えば、移動平均線が100円の位置にあって、一方、株価の方が110円の位置にあれば

移動平均線を基準に、株価はそこから10%高い位置にありますので

移動平均乖離率は+10%となります。

 

逆に、移動平均線が100円の位置にあり、株価の方は90円の位置にあれば

株価は移動平均線より10%低い位置にあるので

移動平均乖離率は-10%となります。

 

計算するまでもないのですが、一応、移動平均線乖離率の計算式を載せておきます。

移動平均乖離率(%)=(当日の終値移動平均値)÷移動平均値×100

 

最近はネット証券のチャートなどで、ボタン1つで乖離率を表示して確認することができますので、わざわざこの計算式を覚える必要はありません。

それに複雑な計算ではないので、慣れてくると何%離れているかは、暗算ですぐに分かるようになります。

 

 

 

移動平均乖離率を見ることで相場の加熱感が分かる

さて、それではいよいよ移動平均乖離率をどのようにして活用していけば良いのかを解説していきます!

 

移動平均線は言い換えれば、買われた値段の平均値と言うこともできますので、

移動平均線から株価が上に離れれば離れるほど、移動平均線付近で買った人達は利益を確定させたいという気持ちが強く働いていきます。

急速に移動平均線乖離率が高まるほど「売りたい」という圧力が大きくなっている危険な状態と言えるでしょう。

例えるならパンパンに膨らんだ風船のようなものです。

ちょっとしたことで破裂します。つまり、急落する恐れがあるわけです。

 

ちなみに一般的には、

乖離率が+10%で買われ過ぎ、

乖離率が-10%で売られ過ぎ

と言われていますが、銘柄や相場環境によってその値はまったく変わってきます。               

チャートをよく観察して、銘柄固有の移動平均乖離率の範囲を探っていくと良いでしょう。 

 

それでは実際のチャートを例に見ていきましょう。

使用している移動平均線は25日移動平均線です。

赤と青の棒のようなものは株価の上げ下げを表すローソク足と言われる指標です。

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ポイントとなる部分は4つあります。

1つずつ見ていきましょう。

 

まず黒丸で囲ってある1番のポイントに注目してください。

株価が黄色の線の25日移動平均線から大きく離れていることがわかると思います。

この時の移動平均乖離率は+50%を軽く超えています!

これは非常に危険な領域です。いつ反落してもおかしくない状態ですね。

高値をつけた後に一時10%強も株価を落としていることからも、そのことが見てとれます。

 

結果的に見れば、その後に一ヵ月かけて株価は回復し上がっていくのですが、

当時、1の部分で買った人達はそんなことは知る由もなく、その心境は穏やかなものではなかったでしょう。

高値掴みをした場合、さまざまな対応を迫られます。

損失覚悟できっぱり売ってしまうか、再び上昇することを信じて保持し続けるか、下がった所で買い増すか…。

なんにせよ不利な状況に追い込まれてしまうことには変わりありません。

 

続いて2番のポイントを見てみましょう。

この時の移動平均乖離率は+40%を軽く超えています。

ここで、この銘柄に手を出すことは絶対に避けるべきでしょう。

ここでも結果的に見れば、その後に株価は回復し上がっていくのですが、2の時点からわずか4営業日で株価は数十%下落しています。

その下落に耐えて保有を継続し続け、再び上昇を待つというのは精神的にも、とてつもないストレスです。

わざわざ自分が不利になる可能性が高い買い方をする必要はどこにもありませんので、2の付近で手を出す必要はありません。

 

どうしてもこの銘柄が欲しいというのなら、移動平均乖離率がもっと低いパーセンテージの時に買うべきでしょう。
うまくいけば含み益を伸ばすことができ、戦略的にも精神的にも余裕が生まれます。

同じ銘柄なのに、買うタイミングで置かれる状況が全く変わっていきます。

 

次に、この銘柄の山場である3番のポイントを見て下さい。

 最後の花火のように株価が8000円を超え頂点に達したあと、次の日に6000円台まで落ちるという、ゾッとするような下げ方をしています。

先ほども説明したように、株価は移動平均線から離れれば離れるほど、移動平均線に戻ろうという力が増して急落する可能性が高くなります。

株取引を行う際は「その危険を冒してまで、いま買うべきなのか?」をよく考えて買うタイミングを判断しましょう。

 

続いては4番のポイントを見ていきましょう。

ここでは今までとは逆に、株価が移動平均線から下方向に急速に離れています。

そのため、いくらなんでも売られ過ぎていると判断され、1日で値を戻して上昇しています。

このように株価が移動平均線から下方向に急激に離れた場合にも、移動平均線に戻ろうとする力が強く働く場合があります。覚えておきましょう。

 

株価と移動平均線の関係性を理解しよう!

さて、これまでは「株価は移動平均線から急速に離れるほど戻ろうとする力が大きくなる」ということを見てきましたが、今度は逆に、移動平均線側から株価を捉えてみましょう。

移動平均線とは、ある一定期間の株価を平均した値を繋いでいったものです。
だから、一時的に株価が移動平均線から離れることがあっても、移動平均線はその値を平均値化して株価のあとを追っていきます。

その移動平均線の成り立ちから、株価と移動平均線はずっと離れたままで別方向に進み続けるという事はありえないわけです。
株価が移動平均線より上に位置すれば、移動平均線も上へ向かい、株価が移動平均線より下の位置にあれば、移動平均線も下に向かいます。

つまり、株価と移動平均線は、どれだけ離れようともいずれは近付いていくという性質を持っているのです。
大事なことなので、この関係性は頭に入れておいてください。

 

株価と移動平均線の関係性を利用して売買の戦略を立てる

さて、その関係性を利用した売買のタイミングをはかる方法を

実際のチャートを例にして、解説していきます。

使う移動平均線はさきほどと同じ25日移動平均線です。

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この銘柄が欲しいならば、移動平均乖離率が低いAの時点で買うのがベストです。

しかしタイミングが悪く、Aの時点で買いそびれてしまったという場合もあるでしょう。

その時に、チャートのBのようにグングン株価をあげている様子を見て、焦って手を出してしまいそうになりますが、私ならここで買うようなことはしません。

乖離率が大きくなっているため、急落に巻き込まれるのを避けたいからです。

 

Aの所で買えなかった時点で、この銘柄をあきらめ他の銘柄に移るというのも良い判断だと思います。

しかし、もし上昇した後でもこの銘柄が買いたいというのならば、株価が反落して移動平均線に近付いた時か、もしくは株価が上げ止まって調整している内に移動平均線が近付いてきた所で買うことが無難かと思います。

このチャートで言うとCの部分になります。 

 

しかし、理想を言えばやはりAの時点での購入がベストです。私の場合でしたら、Aの時点での購入を逃したならば、この銘柄に再び買いのチャンスが来るまでは、他の銘柄に資金を回します。

チャンスを逃さないためにも、気になっている銘柄があれば1日に1度だけでも良いのでチャートをチェックする習慣を持つと良いでしょう。

 

 

また、移動平均乖離率は売る時にも目安にすることができます。

先ほども申しました通り、株価が延々と移動平均線から離れ続け二度と戻らないということはありません。

だから、ある程度離れてくると「そろそろ株価に調整が入るだろう」ということを予測することができます。

もちろんその予測が外れ、更に上昇するということもありますが、だいたいの流れを知っておけば売却時の対応も取りやすくなります。

 

例えば、移動平均乖離率が高くなっている時に

「十分な利益が出ているので、ここで一部を利益確定させて調整に入ったら再び買い戻そう」や

「あまりにも乖離率が高くなり過ぎているので、この銘柄はここで手仕舞いにして全て売却しよう」

などと、乖離率を利用することで戦略が立てやすくなります。

 

移動平均乖離率を見る時の基準・私の場合

さて続いては、狙っている銘柄の移動平均乖離率を見て「買い」の判断をする時に、私は乖離率をどう捉えてるのかを書いていきます。

主観が入っている部分がありますので、あくまで個人的な意見と捉えてください。 

 

 

まず移動平均乖離率が+30%以上も高くなっている時は、その銘柄には何があっても絶対に手は出しません。株価が反落することに巻き込まれたくないからです。

わざわざそこまでのリスクを冒すくらいなら、別の銘柄に資金を回すか、反落してきて株価が下がってきた所や調整に入って落ち着いた所を狙います。

 

では次は乖離率が+20%台の時です。この場合でもまず私は手を出しません。

ただし大きな上昇トレンドが始まる可能性が見られる時だけ例外的に手を出します。

 

次に乖離率が+10%台の時です。この辺りから購入の射程圏内に入ってきます。

押し目と判断できた場合は買うことがあります。

※「押し目」がわからない方のために、ただいま押し目について解説した記事を準備しておりますので、少々お待ちください。

 

次に乖離率が+10%以下の時です。ここは私が好きな領域です。私はここで買うことが多いです。

チェックしている銘柄のなかで、押し目の銘柄はもちろん、株価が下から上がってきてこの乖離率の範囲内に入ってきた銘柄や、始めからこの乖離率の範囲内で株価がジワジワと上昇し続けている銘柄などは、買いの対象となってきます。

上昇トレンドの銘柄に乗る時の絶好の買いポイントとして、乖離率+10%以下のこの範囲で買うことが私は多いです。

 

続いては乖離率がマイナスの時です。これは上昇トレンドが継続していること、そして株価が下げ止まって反発して上がっていることを条件に買うことがあります。うまくいった時は、乖離率がプラス圏内の時に買うよりも利益を伸ばすことができます。

 

以上が、私が乖離率を見て購入を決める時のおおまかな基準となります。相場環境や銘柄によって判断基準になる乖離率の数値は多少上下させています。

自分の基準を作っておこう!

いつも高値掴みをしてしまうという人も「株価がこの乖離率の高さにある時には絶対買わない」という自分の基準をあらかじめ作っておけば高値掴みの可能性を低くすることができるかもしれません。

そういったルールを設けておけば、その通りに行動していくだけなので、衝動的に危険な急騰銘柄に飛びついて高値掴みをすることも、だいぶ少なくなるでしょう。

厳密なガチガチの基準ではなく、銘柄や相場環境によって、許容できる乖離率の幅を多少調整しても良いと思います。

最初はルールを破ることもあるかと思いますが、高値掴みを回避したり、うまく買えたりと成功体験を重ねる内に、淡々とルールを守れるようになってきます。

 

移動平均乖離率を見る時によく使われる移動平均線

ちなみに移動平均乖離率を見る時は、短期では日足で25日移動平均線、長期では週足で26週移動平均線がよく使われるようです。

私も買う時のタイミングをはかるのに25日移動平均線を使っていますが、実際に使いやすいなという実感があります。

しかし株式投資にこれが正しいという方法はありませんから、いろいろと試して検証してみるのも良いでしょう。

 

移動平均乖離率は便利だが万能ではない

移動平均乖離率はとても便利な指標なのですが、残念ながら必ずしも急落を避けられるというものではありません。

今回は、わかりやすくするために移動平均乖離率のこと以外を一切排除して解説してきましたが、実際の相場は様々な要素が入り交じりながら動いていきます。

決算発表、材料発表、市場全体のトレンド、為替…

そういったい色々なことの影響を受けて株価は変化していきます。

だから移動平均乖離率だけに頼らず、他の指標や方法を組み合わせながら売買の判断していく事で、さらに効果を発揮します。

他の指標についてもこのブログに書いていきますので勉強しましょう!

 

高値掴みを防ぐために移動平均乖離率を活用しよう!・まとめ

さて、今回ご紹介した「移動平均乖離率」はいかがだったでしょうか。

移動平均乖離率を利用した売買方法は、株式取引では基本的なものの1つなのですが、

この事を知っているかいないかだけのわずかな差で、判断に大きな差が出て来ます。 

まずは知ること、そして実践していくことです。

株価と移動平均線の関係性を理解しておくと、チャートの見方もぐっと深まりますので

チャートを見る際は、ぜひ活用してみてください!

 

※投資は全て自己責任のもとで行いください。  

*1:営業日終了時についた値段のこと