サルでもできる株式投資方法

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株式投資を複雑に考え過ぎていませんか?~思考をシンプルにまとめよう~

株式投資の決断はシンプルに

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株式投資のことを毎日勉強して、一生懸命、経済の動向やニュースを調べたり考えたりしているのに、結果が全然出ない!」という人が数多くいます。

そういった方によく見られる傾向なのですが、情報を取るだけ取って消化できていなかったり、思考を複雑化し過ぎたりして、自分で自分を混乱させている傾向が強かったりします。

株式投資に求められるのは、「情報を取捨選択する能力」、そしてその情報を元に客観的な視点から適切な判断を下すための、「思考をシンプルにまとめあげる能力」です。

 

そこで今回は、株式投資で資産運用をする時に必要となる思考をシンプルにまとめ上げるとは何なのかを考えていきたいと思います。

 

目次

 

自分で自分を混乱させている人によく見られる思考傾向

それではまずは、一生懸命取り組んでいるのに株式投資でうまく成果がでない人は、どういった思考や行動を取ることが多いのかを見ていきましょう。

 

「努力の量を増やすことがパフォーマンスの向上に繋がる」と思い込んでいる

株式投資の世界は、とにかく時間を費やして心血を注げば必ず報われるという世界ではありません。まず始めにこのことを認識しておきましょう。

「毎日毎日、経済ニュースや株のサイトを見回り、経済イベントを逐一チェックして株式投資のことをずっと考えて多大な時間と労力をかけている人より、何の知識も経験もない初心者の人の方が利益を伸ばしている」ということが株式市場の世界では度々起こります。

初心者の人でも、たまたま買った銘柄が良いものであったり、始めた時期の地合いの良さなどの要因があれば、利益をぐんぐん伸ばすことがあるからです。

こういうことが起きるのが株式市場のおもしろい所であり、同時に核心をつく部分でもあります。

つまり「努力の量が必ずしもパフォーマンスの高低を決定付けているわけではない」ということです。

株でコストというと、手数料などのお金の方に目が行きがちになりますが労力や時間もコストであると考えてください。

株に費やす時間が多いのに大した成果が出ていないというのは、非常にもったいないことだと思いませんか?

その努力が本当にパフォーマンスの向上に繋がっているのかを見直すべきです。

求められる努力は量ではなく質です。

最小の労力でパフォーマンスを維持した方が、毎日株に振り回さることもなくなり、精神的な負担も楽になるでしょう。

まずは考え方や認識を変えていく必要があります。

 

考えてもしょうがない事を考えるのを辞める

努力のコストを抑えるためには、まずは無駄な考えを削っていくことです。

考えてもわからないことを何時までも悩むことは非常にもったいないことです。

「それを考えることによって事態は好転するのか」ということを基準にして考えていきましょう。

そうでない場合は考えなくても良いのではないでしょうか。 

 

後ろ向きに考える人はチャンスを逃す傾向が多い

株でうまくいかなかった時に落ち込むのは、人として当たり前なことなので別に良いのですが、必要以上に後ろ向きに考えて、自分を責めたり悲観する人が居ます。これも無駄なコストなので辞めましょう。

「自分はなんてダメな奴なのだろう」「もうおしまいだ」

ここで思考がストップしてしまう人は、まずうまくいきません。

その場その場で運良くうまくいったとしても、後には続きません。

うまくいかないように考え始めると、行動にもそれが表れていきます。

何より、そういった思考はパフォーマンスの向上には何ら繋がりません。

その思考法に得する部分がないのであるならば、それは辞めるべきです。

自ら無駄に精神的な負荷をかけることは、自ら進んで不利な立場に向かっていることと同じことです。

 

大事なことは失敗したり痛手を負った時の経験を次に活かすことです。

成功する人というのは、失敗から学ぶ人です。ただ落ち込んで終わる人ではありません。

次はどう行動すべきなのか、同じミスを繰り返さないためにどう対策を取るかを考えなければ、次のチャンスを逃すどころか、同じ失敗を繰り返すだけに終わってしまいます。

効率の面から考えても、後ろ向きに考えるだけに終わることがいかにメリットが少ないかを自覚しておきましょう。 

 

 

情報を取捨選択する能力に欠ける

株式投資は情報戦です。

しかし情報は多ければ多いほど有利になるかと言うと、決してそういうわけでもなく、

どちらかと言えば、使える情報と使えない情報を精査する能力の方が重要になってきます。

情報を集めても、それを有効に活用できないのであれば、あまり意味がありません。

 

情報を取捨選択するための1つの基準として「その情報はパフォーマンンスを高めるために役立つか否か」を気にしていきましょう。

役に立たない情報はどんどん削ぎ落していけば、自然と自分が必要とする情報が残ります。

そして、それを毎回繰り返している内に、自分が求めるべき情報が何かが分かるようになってくるので、効率良く情報を探せるようになってきます。

 

努力をしなくて良いわけではない

注意して欲しいのは「株式投資では努力の量がパフォーマンスに比例しない」からといって、まったく努力をしないで良いということではありません。

無駄な努力をしないための努力をするのです。

より少ない労力で結果を出すためには何をすれば良いのかを考えましょう。

いたずらに時間と労力を浪費し続けているのに、結果が伴わない場合は、

その努力を見直さなければいけません。

自己満足の努力よりも、今より状況を良くするための努力の方が意味があります。

その努力が的確なものであれば、無駄に時間を割かなくても、より成果をあげられる可能性は高まっていきます。

 

1つの考え方に固執する

自分の考えに固執するということと、思考をシンプルにまとめ上げることとは、

似て非なるものなので注意しましょう。

1つの考えに固執し続けると、常に変化し続ける相場の流れに対応しきれずに、

いつの間にか相当マズい状況に追い込まれていたということも有り得るのです。

「あの人はこうしているから」「過去にはこうだったから」という考え方は、参考にはなれど、銘柄の売買や保持を決定する理由にはなりません。

自分の立ち位置を把握して、全てを俯瞰して考える必要があります。

株式投資では、自分の考えが間違っていた場合を想定に入れて行動することが何よりも大切です。

「まさかこんなになるとは思わなかった…」という事が起こってしまうのが株式市場の世界です。

自分が思った通りにならなかった時にどうするのか?をあらかじめ考えておきましょう。

 

思考をシンプルにまとめよう!

それでは思考をシンプルにまとめていくためには

何を軸にして考え、行動していけば良いのかについて考えていきたいと思います。 

起きている事に対処する・起こり得ることに対策を取る

基本として

・起きている事に対処する

・起こり得ることに対策を準備しておく

この2つを軸として思考をまとめていくと良くとやりやすいですしょう。

これならば誰でもできることですし、株の初心者やうまくいかない人であっても、実行していくことができればパフォーマンスの向上にも繋がっていきます。

 

応用として、「起きる前に先回りして行動する」という方法もあるのですが、初心者やうまくいかない人の場合は、まずは上記の2つを軸にして考えていきましょう。

シンプルに思考をまとめていく・例

私は基本的に上記の3つのことを軸として、投資の判断や思考を組み立てていきます。

例として、直近の相場の流れの中で私が何を考えながら投資をしていたかを書いていきたいと思います。

 

これは過去半年間の日経平均株価のチャートです。

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矢印から左のAの期間では、日本の株式市場は北朝鮮のミサイル問題で不安な空気が漂っていました。状況次第で一気にトレンドが下落に傾く可能性がありました。

 

さて、このような状況で資産を危険に晒す必要があるでしょうか?

→「先行きが不透明な状況でリスクを負う意味はない」

という事で、この状況下で私は一部分の銘柄だけを残し、資金の多くを引き上げて市場の動向を静観していました。(起きていることに対処する)

 

続いてはBのポイントに注目してください。

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 窓を空けて株価が上昇し、黄色の25日移動平均線を超えています。

この上昇は、北朝鮮建国記念日に何もせず、その日を無事に通過したことによって、投資家が安心し買い戻しが入ったための上昇です。

 

さて、ここで1つお話をしておきましょう。

現在、日本市場の動向は外国人投資家に支配されています。その影響力から、日本株が上がるか下がるかは外国人投資家次第な部分が大きいのです。鍵を握っているのは彼らです。

 

そして、この時、外国人投資家は国際的に見て割安にある日本の株を狙っていました。

北朝鮮関連の地政学的リスク*1が収まった状況で、その彼らはどう行動するのか?

当然、日本株を買いに来ると考えることができますよね。ということは日本株は上昇する可能性があるわけです。

 更にテクニカル分析*2から見ても、25日移動平均線を超えて上昇トレンドに転ずる可能性が出てきています。

 

さて、こういった好条件が揃っている状況を、どう捉えるべきでしょうか?

→「絶好のチャンス!行動を起こすべき!」

ということで、私はBのポイントで資金の全てを投入しチャンスを掴みにいきました。(起きる前に先回りして行動する)

 

しかし、もし私の考え方が間違っていた場合は、外国人投資家が買いに来ないかもしれませんし、

また、北朝鮮の問題が再燃することで、再び日本株の動きが不透明になる可能性もあります。

その時のために、損切りラインをあらかじめ25日移動平均線に定め、下落した場合の対応を考えておきました。(起こり得ることに対策を準備しておく)

その程度のダメージならば許容範囲内であるし、何もせずにこのチャンスを逃すことの方が痛手です。

 

結果的には、その後、外国人投資家の怒涛の買い越しが始まり、日経平均を始めとし、東証一部銘柄は大きく上昇していくことになります。

その後はただ上昇トレンドについていくだけで、時々銘柄の入れ替えや比率を変える程度で、あとはほとんど放置しました。

 

 

しかし、上昇というものはどこかで必ず止まります。

株というものは「安く買って高く売る」の基本に乗っ取り行動しなければいけません。

それを見極めるためにも不安材料を洗い出していくのです。

 

さて、そのためにもまずは日本株の上昇の一連の流れについてお話しておきましょう。

先ほどもお話したように海外投資家に日本の市場の動向は握られています。

大きな上昇相場が始まる時は、まず海外投資家が動き出す場合が非常に多いです。

そして次に、それを察して流れに乗っていく投資家達がいます。

そうして起こった上昇を見て、今度は乗り遅れた個人投資家達が集まってきます。

そのまま上昇が続くと、次は普段、株式投資をしていない人達が市場に参加し始めます。

ここまで来ると、一度その相場は終焉を迎える可能性が高くなります。買う人が少なくなっていくからです。

 

日本株の上昇がニュースで散々取り上げられた影響もあってか

私の周りに、普段はまったく投資などしないのに「株を教えて欲しい」という人がだいぶ増えてきました。

四季報の売り上げが急増しましたことからも、株に関心のない層が動き出していたことがわかります。

 

また、私は投資信託は活用していないのですが、投資信託の流出入額もチェックしています。投資信託にどれくらいの資金が流入しているのか、または流出しているのかを見る指標です。

なぜ株をやっているのに投資信託の流出入額をチェックをしているかというと、相場の過熱感を知る1つの目安となるからです。

投資信託を行う人の中に「上昇しているから飛びつく」といったタイプの人がけっこう多く居ます。

こういう人が増えれば一時的な天井が近付いてきているとも考えることができるのです。

2018年1月の投資信託流入額は、世界的な好景気や日本株の急上昇を背景に高水準を記録しました。

中には、資金の急激な流入により買い付けの停止を発表したファンドも出たほどです。

こういったことからも相場の過熱感は見て取れます。

 

そしてこういった人達が出てくるころには、安値で日本株を買っていた海外投資家の中に、高値で売り抜けようと動き始める機関が出て来ます。

そのことを表すように、1月の後半に入り、個人投資家は買い越しているのをよそに

海外投資家は売り越しています。

そんな風にして海外投資家達は売り抜けて、だいたい後になって飛びついてきた人達はカモにされてしまうというパターンは非常に多いのです。

 この海外投資家が売り越しに転じているという事実は、いつ調整・または下落局面に転じるかわからない状況になってきていると読むことができます。

 

さらに、日本の株式市場というものは、アメリカの株式市場の動向に、アメリカ以上に大きく影響を受けてしまうという性質を持っています。

「アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪をひく」なんて言う言葉もあるくらいですから、アメリカの動向も、市場の流れを読むためには必要になってきます。

日本の株価が上昇を支えてきた理由の1つとして、世界的な景気回復や、アメリカの株価の強さが背景にあることが考えられます。

アメリカ株は非常に好調で、右肩上がりに延々と株価を上げ続けていました。

そうなると、誰しもが思うのは「どこかで調整が入るだろう」という考えです。

そしてアメリカが調整や下落を始めた場合に、日本株はモロに煽りを喰らってしまいます。

 

NYダウのチャートです。Cの部分を見て下さい。

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窓を空けて下落したあとに、大きな陰線を引いています。この時点で短期か長期かは

わからないけれど、調整に入っていくであろう可能性は非常に高いと判断できます。

 

さらに、日経平均株価を見てみましょう。Dの部分を見てください。

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陰線を連発しながら、75日移動平均線(紫の線)を割れています。

私の基準ですと、まずこの時点でアウトです。

ここまで来た場合、アメリカの動向次第でどちらにでも傾く、つまり上がるか下がるかは運による所が大きくなります。

そういった運否天賦の状況になった場合は、私は資金を引き上げます。

私はギャンブルはしないからです。

 

以上の理由を持ちまして(他の理由も多々あるのですが省略させて頂きます)

総合的に状況を踏まえて、どう考え行動すべきでしょうか?

→「銘柄の保有を継続する理由よりも、保有すべきではない理由の方が数も質も勝っているので保有継続を辞める」

ということで、私は下記のチャートのEの時点で、既にすべての銘柄を売り抜けています。(起きる前に先回りして行動する)

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この事については、全て資金を引き上げた当日にブログに記載しておりますので、ご興味が有りましたらお読みください。

www.saru-kabu.com

 

結果的には、翌日に大幅下落が起き、私はカスリ傷を負うこともなく無事に済みましたが、これはただ運が良かっただけです。

流れが変わりかねないとは思っていましたが、そこまで大きく下げるとは想像できるはずがありません。大幅な下落を回避できたことはラッキーだったと言えるでしょう。

 

そして、大幅下落後の行動について考えると、私は圧倒的に優位な立場に立つことができたわけですから、わざわざ乱高下の中を買いにいくリスクを取る必要もありません。

→「市場が落ち着きを取り戻すのを待てばいい」

ということでこの後の行動としては、安全を確認したあとで再び市場に資金の投入を開始していくという選択を取ることが妥当と言えるでしょう。

日本全体として今後どのようなトレンドを描いていくのかはわかりませんが、

落ち着きを取り戻した後は、強い銘柄と弱い株銘柄で値動きが如実に分かれてくるかと思います。

そして、それを見て強い銘柄に投資していくことを考えています。

 

「思考をシンプルにまとめよう」まとめ

以上が、自分に必要な情報を元にして、考えをまとめあげ、最終的にはシンプルに決断を下すという一連の流れです。

私は日経平均以外の銘柄も保有していましたので、本当は他のいろいろな情報や状況を加味して決断しているのですが、

どちらにせよ、結局は思考をシンプルにまとめて決断していくだけですので、やることは変わりません。

 

「自分の努力は意味があるのだろうか」と感じている人は

・起きている事に対処する
・起こり得ることに対策を準備しておく

まずは、この2点を軸としておさえておけば、株式投資における思考や努力、戦略の方向性も見えてくることかと思います!よろしければ見直してみてください!

 

※投資はすべて自己責任で行いください。

*1:政治的・軍事的なリスク

*2:売買のタイミングを計る分析方法